いろんな人がいろんなかたちで楽しめそうなラコリーナ近江八幡のレポートです。ぜひお出かけの参考にしてください。
滋賀県にあるラコリーナ近江八幡(おうみはちまん)は、JR近江八幡駅からバスで揺られること約10分、北之庄ラコリーナ前で下車すると、自然豊かな場所の中に突如現れます。
バームクーヘンなどが有名なたねやグループのフラッグシップ店を中心とした公園のような複合施設で、施設全体はイタリアの建築家ミケーレ・デ・ルッキ氏が監修、ランドスケープは重野国彦氏が担当されています。
公園内にはショップやたねやグループの事務所があり、それらは建築家の藤森照信氏による設計です。
たねやグループの全ての商品が販売されているショップや、カフェ・キッチンカーなどがあります。
メインショップである「草屋根」という建物が一番初めに作られた施設ですが、現在も新施設が計画されており絶賛工事中エリアもあります。
有名建築家のデザインを見に行くもよし、おいしいものを食べながら自然を感じるもよし、フォトスポットで究極の一枚を撮るべく写真撮影にいそしむもよし、いろんな人たちが思い思いの過ごし方をしていたなあという印象です。
バスで行かれる方は施設内にはロッカー的なものはないので、大きな荷物はJR近江八幡駅のコインロッカーに預けておくことをおすすめします。
近江鉄道バスの長命寺線のみ北之庄ラコリーナ前に停まりますが、30分に1本程度のダイヤなので時間には少し注意が必要です。
車か観光バスで来られている人が多かったですね。
ラコリーナ近江八幡
住所:滋賀県近江八幡市北之庄町615-1
TEL:0748-33-6666
営業時間:9:00~18:00(フードコート 10:00~17:00)
施設の設計をした藤森照信氏は45歳で建築家としてデビューしました。人工物である建築と自然の融合をテーマに活動されています。
施設の入口に配置されているメインショップ「草屋根」は周囲の景観になじむ緑で覆われた屋根の存在感がすごく、季節による葉っぱの色の変化によって建物の見た目も変化するおもしろさがあります。
2階は焼きたてのバームクーヘンが食べられるカフェになっています(休日はめちゃくちゃ並んでる)。天井の黒い点は様々な形の墨で、その凹凸により消音効果があるとのことです。
栗の木が100本以上使われている栗百本はあたたかみのある空間となっています。木の表情が1本1本異なり、森の中に迷い込んだような感じがします。
ショップとカフェスペースがあり、カフェスペースではカステラセットやフードメニューがいただけます。
給水用パイプから屋根の葉っぱに散水されていて、軒先からしとしとと水が滴れ暑い季節には涼し気な印象をもたらしています。風情がある!
トイレ棟もランドスケープの中に溶け込んでいて、窓に切り取られた青々しい緑がとてもきれいです。
滋賀が発祥の地と言われているとびだしぼうやですが、ラコリーナ近江八幡内にもいます。
パティシエ姿でバームクーヘンを持ってました。
メイン入口を入ってすぐのところでバームクーヘンサブレが乗ったソフトクリームが販売されています。
ですがここはあまりにも人が大勢並んでいますので、その列を横目に奥へと進むとキッチンカーでシェイクが販売されています。
バームクーヘンサブレも乗っているのでソフトクリームが食べたい欲はこちらでも満たせるかと思います。
フードガレージでは手軽に食べられるパンやライスコロッケなども販売されており、ピクニック気分でベンチで食べられて楽しめます。
季節による違う雰囲気も味わってみたいし、工事中の新エリアがどんな感じになるかも見てみたいし、また時間を空けて訪れてみたい場所でした。
ぜひ体感してみてください。