「継続は力なり」
誰もが知っている有名なことわざですね。
「継続」って誰にでもできて、それによってスキルが身につく。
そんなことは誰でも知ってる、でもそれが簡単にできたら苦労しない。
私は「継続」が特に何も考えずにできていた時期と、それから全くできなくなってひどく落ち込んだ時期があります。
どちらの経験も踏まえた上で今は自分の意思でコントロールして継続できるようになってきたなと思うので、この記事ではそのコツについてまとめました。
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【結論】継続のコツ
結論としてはこの2点です。
- めちゃくちゃハードルの低いルーティーンを設定する
- 情熱(を疑似的に作り出す)
まずは継続したいことを、とにかくハードルを低く簡単にできるようなルーティーンとして設定します。
例えば読書習慣を継続したい場合は、1ページだけ読むといった感じです。それを簡単でやりやすいルーティーンに落とし込みます。お風呂で湯船に浸かっているときに1ページだけ本を読むといった感じですね。
絶対にやることのついでに絡められればやりやすいです。
そしてやはり情熱!心からやりたいことっていうのは無意識にやり続けてしまうものです。好きなYou tube動画は毎日見てしまいますよね。そんな情熱を擬似的に作り出します。
例えば朝の英語学習を継続したいといったときに、勉強したら自分で自分のことをとにかく褒めます。「朝から勉強してる私ってイケてる!」と自分のことを褒めることに情熱を見出す、みたいな。
誰も見てないから大丈夫!
継続の成功例・失敗例
参考程度に私のエピソードを置いておきます。
- 中高生時代ほぼ毎日勉強
- 書道を10年以上続けた
- 日記を15年以上書き続けている
思い返せば中高生時代はテストで良い点を取ることがゲーム感覚、自分との戦いとして自然とできていました。書道も楽しかったから続けていただけだし、日記も書きたいから書いていただけです。
- 「こんな人になりたい!」と思ってルールを決めたけど全然続けられず変わることもできなかった
- 仕事で失敗ばかり、もらったアドバイスも気をつけて続けるどころか実行すらできなくて「私ってダメな人間」と落ち込む
そこからライフステージが上がるにつれて世界が広がり、理想にまったく近づくことができない自分に落ち込んでいきます。
仕事だってうまくいかないし、自分ではどうにもできないことが起きたりしてストレスが溜まる。
これを継続してやるって決めたのに続けられない。前はできていたのにできなくなった。自分なんかダメだ…
過去の自分や他人と比べてどんどん負のスパイラルに陥っていきました。
そんな中でなんとか耐えて一級建築士試験に合格し資格試験から解放されたとき、改めて思ったのです。
大人になったら人生のカリキュラムが組まれているわけでもないし、学生時代とは比べものにならないくらいマルチタスクをこなさなきゃいけないし、できなくても仕方なくない?
そうやって開き直れたとき、今の自分に続けられることが思っていた以上に小さいことだったことに気付きました。
続けられる範囲がわかったら継続の目標設定の仕方も変わり、それをちゃんとクリアして自然と続けられるようになっていく。
好循環ができあがります。
- 毎朝ベットメイキングする
- 早起きしてゆっくり出かける準備をする習慣を身につけた
- 1ヶ月だいたい1㎏減量を続けて-9㎏のダイエットに成功(だいたい1㎏なので計算は合いません。笑)
何事にも情熱さえあれば問題ないけど、そうもいかない
「継続は力なり」誰の言葉?
「継続は力なり」の由来は諸説あり、大分県の実業家平松折次氏の言葉だとか、浄土宗の宗教家「住岡夜晃(すみおかやこう)」の「讃嘆の詩(さんだんのうた)」の一部だとか言われています。
青年よ強くなれ
牛のごとく、像のごとく、強くなれ
真に強いとは、一道を生きぬくことである
性格の強さ必ずしも誇るるに足らず
「念願は人格を決定す 継続は力なり」
真の強さは正しい念願を貫くにある
怒って腕力をふるうがごときは弱者の至れるものである
悪友の誘惑によって堕落するがごときは弱者の標本である
青年よ強くなれ 大きくなれ
住岡夜晃『讃嘆の詩』より
まとめ
めちゃくちゃハードルの低いルーティーンを設定して、(疑似的にでも作り出した)情熱を持って継続し、自分にもできるんだと自信を持ちたいですね。